排熱利用の方法とメリット

排熱利用の方法とメリット

様々な手段での省エネルギーが求められる中、注目を集めているものがあります。

それは排熱の利用です。電気を使った機器を稼働させるとその過程で熱が出ます。この熱はそのまま捨てていれば無駄になりますが、工夫をすることによって活用することが出来ます。熱といっても高熱である必要はありません。少しの温度であっても活用することが可能です。排熱利用の方法としてはいくつかの方法が挙げられます。1つ目は蒸気熱源として利用することです。熱交換器を用いてボイラの補給水を加熱することが出来ます。排水がある場合にはそれを直接補給水という形で使用することが可能となります。2つ目は暖房や温水熱源として利用することです。

熱交換器と温度制御装置のみを使うことにより、暖房等を稼働することが出来ます。低めの温度の場合にも排熱利用をすることが可能です。その際に便利なのが水冷ヒートポンプを使うことであり、暖房主体の条件で省エネ効果を発揮させることが出来ます。10度から20度であれば、冷暖房の両方で使用できるので便利といえるでしょう。排熱はオフィスの電気代を抑える上でも有効ですが、省エネに取り組んでいるということが企業としてのイメージアップにも繋がります。企業が省エネに努めているかどうかに対して、消費者が厳しい目を向けることもあります。そんな中で各々のオフィスや事業所にて排熱利用をすることは非常に有効な手段の1つといえるでしょう。